受付時間 9:30 - 12:30 / 15:00 - 18:00
※木曜、日曜休診(土曜日のみ17:00まで)
むし歯は進行すれば痛みが増すため、いやおうなしに歯科を受診することになります。しかし歯周病は深く静かに進行し、気がついたときには手遅れになっていることも少なくありません。自覚症状をあまり感じることなく歯茎や骨が破壊され、歯を抜くしかなくなってしまうのです。
歯周病を罹患している人は非常に多く、歯肉炎まで含めると35歳以上の8割の人が罹患しているともいわれています。このようなことから歯周病は日本人がもっとも多く歯を失う原因になっています。
歯を失うことは健康寿命にも大きく影響することはもちろんですが、最近では、歯周病が心臓疾患、呼吸器疾患や糖尿病などと関連する事実も明らかになってきました。歯周病は私たちの健康を脅かす重大な病気なのです。
当てはまる項目が多いほど、歯周病が進行している可能性があると考えられます。
歯周病の治療は、専用器具を用いて歯の根の表面についた歯垢や歯石を除去します。
また重度に進行している場合は、外科的な治療を行うこともあります。歯の根の表面に付いた歯垢や歯石とともに感染した歯肉を除去する手術、失った骨を再生する手術など、患者さんの状態に合わせて行います。
歯科用CTのレントゲン診断で、歯根の周りの歯槽骨の状態を立体的に把握できます。歯槽骨の吸収した範囲や状態の診断もより正確に行えますので、歯周病や歯槽膿漏の治療方針決定に必要不可欠です。
昔、歯周病は不治の病と思われていましたが、その後の研究からプラーク中に潜む細菌が原因で生じる疾患であることが明らかになりました。このようにプラークが原因の疾患ですから、毎日のプラークコントロール(歯垢除去)が最も有効な予防法になります。
皆様も毎日歯を磨いていると思いますが、それでも歯周病が進行していると言われたことのある方も多いのではないでしょうか。それは十分には磨けていないことが多いからです。正しいブラッシング方法で歯ブラシを使い、加えて歯間ブラシやデンタルフロスを活用することや電動ブラシ、ウォーターピック、エアーフロスを用いることで十分に予防できる病気です。